
ITマネジメントを有効にする上で阻害要因となる行動
ITに関わる人たちの行動は、ITそのものの特徴やITとの関係性から特徴的なものとなります。
それらの行動の多くは、ITマネジメントを有効にしていく阻害要因となります。
私はマネジメントにおける阻害要因となる人の行動について、今までの経験から挙げてみたところ、あっという間に50以上は出てきました。例えば、締め切りギリギリにまで仕事しないというものです。
この行動はITに限ったものではないでしょうが、ITに関連する仕事においては、これまで述べてきたITの特徴を踏まえると、傾向がより強く現れます。
マネジメントの現場においては、行動の特徴を踏まえて対策を講じていかないといけません。
例えば、誰もが締め切りを提示すれば余裕をもって完了させる、ということを前提にマネジメント進めれば、期待外れの結果になることは言うまでもありません。
常に完璧にコトを進めることができる人がいれば、その人はスーパーパーソンであり、中にはいるかもしれませんが、期待すべきではありません。
8割は締め切りギリギリに仕事をする
2:6:2の有名な法則がありますが、極めて簡単に解釈すると、できる人は2割、普通が6割、できない人は2割ということになります。
6割は普通ということではありますが、ここでは2割しか期待どおりにはできない、という解釈にしておいたほうが無難です。
先の例でいうと、8割は締め切りギリギリに仕事をする、と思った上で、マネジメントしていく、というスタンスであるべきです。なんでも完璧にできるスーパーパーソンの存在をどこか期待してしまっているマネジメントはよくあります。しかし、結果がうまくいっていません。スーパーパーソンは一部の事象に関しては存在するかもしれませんが、すべてができる人はいません。よって、様々なマネジメントが必要な場面においては、8割の人が一般パーソンであることを前提にマネジメントしていくべきです。
経営者・管理者を含めたITに関わる全員がマネジメント対象となる
ここでいうところのマネジメントはITの進化に向けてうまく進めていくことを言っています。よって、指示・命令とそれに従う人たちの関係とは違います。
経営者やいわゆる管理者や責任者と言われる人も含めて、関わる全員がマネジメント対象となります。うまく進めていく上では、経営者がアクションを起こす必要がある対策も当然出てきます。
ITマネジメントの阻害となる行動が起きる4つの原因
マネジメント経験において発生した課題や改善のきっかけとなった事象から、その原因となる行動を洗い出しました。それらを分類し、本質的な原因を分析しました。
結果、4つの原因と考えられました。
原因がわかることにより、マネジメント対策を有効にしていくために役立ちます。
その4つとは、
- 認識限界
- 自己偏重
- 現在偏重
- 環境順応
といった人の行動に与える特徴と捉えました。
原因は、行動を制限する本質的なものであるため、どのような人にでも当てはまりそうなものに見えます。ただ、ITの現場においては、そのITの特徴から特に発生しうる現象であると言えます。
ここでの行動の前提として、どのような登場人物がいるかを考えてみましょう。
ITそのものがまずあり、関わる人としてITスタッフがいます。そして、ITスタッフが他にもいることがあります。そのほか、ITベンダーがいるケースもあります。IT責任者は別にいると考えておいてください。ITのユーザとオーナーも別にいます。
それぞれの人たちが、自分の行動および他人と関係における行動において、問題を生じさせます。具体的に見ていきたいと思います。




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